高校数学とは三角関数である。

雑談

ゆたか塾には高等部はありませんが、かつては高校生を指導していました。大学受験までみた生徒もいます。自分自身も受験(勉強)をし、大学で勉強し、その後指導も経験して強く感じていることの一つが「高校数学とは三角関数である。」です。なんか哲学者っぽい思想ですが、数学の指導経験のある講師ならよくわかってくれると思います。sin(サイン) cos(コサイン) tan(タンジェント)ってやつです。この三角比、三角関数ができないとなにもできなくなります。高校以降で習う数学や物理に大きく関連してきます。

2、3日前に国会議員の藤巻健太という方が「三角関数よりも金融教育を」と発言され、いわゆる”炎上”しているらしいです。あまり教育論のような発信は控えたいのですが、一応数学科出身として小言を。

三角関数なしで数学の何を勉強するのでしょうか?

三角関数を知らないと、図形、複素数、数列、ベクトル、極限、微分積分…、なにも学べなくなります。知っていないと考えられないです。数学という教科自体必要ないということでしょうか?藤巻氏は大学で経済学を学ばれているのに、数学との関連性などは感じられなかったのかと疑問に思います。

学校で学ぶことが実利的である必要はない

これも学習指導の経験から考えるようになったことです。近年、従来のセンター試験制度の廃止や高校数学の指導要領の大幅改訂(行列を高校課程からから外す、ベクトルを数Cへ、統計の必修化など)から、社会に出た時に少しでも役に立つことを学ばせようという動きがあります。正直疑問です。学校で学んだことが社会に出てから直接役に立つ職業ってごくごく僅かですよ?研究者か教育関係くらいです。そのほかは直接的には全く役に立たないと思います。

「なんでこんなこと勉強するんですか?」「将来なんの意味がありますか?」「絶対使わないと思います」塾講師が中学生に聞かれる言葉ランキング上位のセリフです。私はこう答えてきました。

「高校受験に合格するため」

塾講師の仕事ってテスト勉強や、受験勉強のサポートまで(進路指導なども含む)です。教えたことに興味を持ってもらえる、将来その道に進んでもらえたらなあなんて烏滸がましいです。もちろん、授業準備などはしっかりしてわかりやすく、少しでも楽しんでもらえるような工夫はしますよ。

こんなことを言うとお叱りを受けるかもしれませんが、学校や塾で学ぶことって何かの”手段”でさえあればいいと考えています。入学試験を突破するため、入学後に興味のあることに打ち込むため。そのためだけに我慢できればいいです。勉強嫌いで結構です、しかたなくでもやれるならそれでいい。その先のことは本人に任せればいいです。

なんで勉強で合格不合格が決められるか

平等だからです。勉強を入学試験にすることが一番平等なんです。学校の勉強は努力すれば誰でもできます。難しいかもしれませんが、乗り越えられるハードルです。でなければ国民全員に課すわけがない。入試要項に「150キロのストレートが投げられないと入学を認めません。」なんて書いてある学校誰が入れるんですか?って話です。そんな中学生いないに等しい。先天的な能力、才能に影響しないことで判定できるようにするためです。

まとめ

教育的な発信は控えたいとか言いながら少し教育的でした。過去には「女子にsin cos教えて何になる」なんて発言した政治家もいます。まず言いますが政治家に学校教育で学ぶ教科の単元の必要性を論じたり、取捨選択をすることなんてできるとは思えません。文科省の人間も含めて。間違った考え方に影響されず、生徒・児童が頭を鍛えられる教科内容であればいいです。生徒自身は志望校合格のための努力をすればいいのです。

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