中学生がみな自分で学習計画を立てて、その計画通りに学習を進めていく。
理想です。
その力が中学入学時点で生徒全員に備わっていたら…。
楽でしょうねぇ。保護者も学校も教師も、そして塾も。
まず学習の遅れのある子が存在しなくなるかもしれません。
5教科の学年平均も300点代後半を安定して推移する。
学校のほとんどの生徒の通知表がオール4以上になったり。
ないです。
そんな世界は我々の前には広がっていません。
中学生はみな、YouTubeで動画を見たり、スマホでLINEをしたりで忙しいんです。
勉強なんかやっている暇ないのです。
学習計画を立てましょう!
「よし、計画を立てればいいんだな。それくらいならオレにもできるぞ。」
やってくれるでしょう。
次の日には忘れてると思います。
それを粛々と進めていくなんてことは期待できない。
そういう期待や信用はしてはいけない。
できなければ、「計画性がないからだ!」と言うんでしょうか?
無責任です。
成長には段階があると思います。
もちろん、自分でなんでもこなせるようになってもらうのが理想です。
それは遠い将来の話。
どの教科も停滞している状態でその言葉をかけても無意味です。生徒自身もその言葉の本当の意味はわからないと思うんです。
そもそもそれが自分でできるなら、すでに点数が悪い状態から脱却できているはずなんです。
では、自分を律して計画的に行動できるようにならないと成績アップできないのか。
それは違うと思います。
これがテストに出るから、今日中にやって帰りなさい。
この言葉の方が、そういう層には意味があると思うんです。
その繰り返しでも可能です。
計画は誰かがやってあげればいいです。その子自身が立ててる時間ももったいないです。
人が見張っている、強制される、そういう環境に身を置けば成績アップは狙えるはず。
その代わり、きちんと指示された通りにできないとだめですよ。
適当に片手間でやっててもだめ。
来るように言われたら必ず来る。
毎日、本気で吸収する気で生活する。
その力は必要です。
それでも頑張れるなら十分優秀ですよ。
私は、そういう子のサポートをします。
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