普段とテスト2週間前では授業の様子が少し違います。
大きな違いは、私が喋るか喋らないかです。
普段は私が細かく説明する(喋る)時間も多いですが、テスト対策期間はできるだけ喋らないようにします。
対策期間に入る前に必要なものは全て与える。
2週間前の時点でほとんどのことは知っている。自分で考えられる、という状態に仕上がっているように普段は進めています。
完全には難しいですが。
なぜ喋らないで済むようにしたいか
過去には逐一解説を挟んでいたこともあったんです。
例えば、時間を決めてプリントを解いてもらう。その時間になったらプリントの内容を1から解説。みたいな流れ。
あるときふと思ったんです。
「この説明の時間は必要なのか?」って。
もうわかること、わかっていることも多いでしょと。
テスト直前の一番伸びる時期に、講師が生徒の手を止めてどうするんだ。と思ったわけです。
解説する時間であと何枚解けるんだろう?とか考えるわけです。
中には解説欲しい人もいるかもしれませんが、量をこなして欲しいんですよ。この時期は特に。
よし、やめよう。この期間の一斉解説はやらん!となりましたね。
そのかわり同じ時間でも、よその3倍は問題を解いてもらう!(これも完全には難しい)
と意識しています。
なので、この期間の私の動きは、生徒が解いた問題をただひたすら丸つけしに動きまわる。丸つけの間も生徒は別の問題を解き進める。
感情を持たない採点マシーンになるわけです。
もうね、ロボットです。(ペッパーくんのように可愛くはありません。ただのおっさんですから)
丸つけの中で、「これは明らかに覚え間違いしているな」とか「以前の私の説明が悪かったのかな」というものは少し止めて説明をさせてもらう。
それくらいに抑えます。
採点が済んだプリントの間違い直し(調べる)も自分で進めてもらう。
どうしても自分で解決できないものに関しては、一緒にやる。
できるだけ止めない。
そんな感じです。
時速10枚
片面コピーのプリントでいいので、1時間に10枚進めるという意味です。
すみません、新たなスピードの概念を生み出してしまいました。
テスト前2週間は、このスピード感で勉強できるようにしてあげたいなあと考えております。(理想)
後半はたくさん覚えてきて実現できる可能性が高いです。
前半からこれができれば強い。
完成度は8割合格
要はテスト形式で進めているわけです。
1枚のプリントに対して8割丸がついたら、そのプリントは合格で終了。
8割丸がつくまで毎日繰り返す。
もちろんプリントごとに合格不合格をチェックしています。
9割以上を合格点にすると、進みません。
それなら、8割で2、3周した方がテンポよく勉強できます。
別のプリントに進んでも、同じような内容は繰り返し出てきて復習できますのでこの合格点にしています。
残った時間は自分で持参した勉強に取り組んでいい
通常授業を多くとっていただいている人は、そのような時間は取れないことが多いですが、1教科のみ受講の生徒などはその日与えられる課題は限られています。
残った時間は受けていない科目のものを持参して自習していただいています。
それが、学校の課題であっても構わないとしています。
集中して自学していることが確認できればOKです。
こういう考えでいるんだということを生徒とも話しました。
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