回数、時間割を決めさせてもらう理由

考えごと

「個別じゃないから」と言ってしまえばそこで終わります。

これも過去の経験からです。

過去の夏期講習前の私の動きはですね、まず講師全員から夏休みのシフトの回収から始まるわけです。何日何曜日の何時ならシフトに入れるかを全員分回収して、まず夏期講習全日程で講師が足りるのかをチェックするのです。

回収したらエクセルで作成した1ヶ月のカレンダーに講師を割り振っていきます。

その後生徒から夏期講習の申し込み用紙を回収します。

申し込み用紙には、希望の授業回数(各教科の回数)と休み希望が書かれているわけです。

回収した生徒から授業日時を決めていきます。カレンダーに講師をあらかじめ割り振っていますから、そこに生徒を割り振っていきます。

ここで気をつけないといけないのは、できるだけ授業日の間隔が空きすぎないようにすることと、教科をバランスよく割り振らなければならないのです。英語5回数学5回とすれば、英語を先に5回固めて終わらしてから、数学を固めて終わらせるのではなく、できるだけ順番に消化できるようにするのです。これは当たり前。

カレンダーに割り振ったら、生徒各々に時間割を配らないといけないのでその作成とチェックをして、完成した生徒から渡していきます。

この作業を「コマ割り」なんていったりもします。塾では授業1時間のことを1コマと表現したりします。

通常、夏が一番生徒数が増えて、多い教室だと100人を超えます。これをミスなくこれだけの人数分こなさなければなりません。

申込書の回収も1度にみんな持ってきてくれるわけではないですし、溜め込み過ぎるとミスにつながりますから、1人でも持ってきたらその都度慎重に作成していくわけです。

この作業をする時期は授業に入らず、巡回と申込書の回収と時間割の作成を繰り返します。

こんな事務作業の経験からどのようなことが見えてきたのかお話しいたします。

実際は授業と授業の間隔がすごく空くこともある

生徒が来れない日時を指定できますから、状況によっては授業の日が10日くらい空いてしまうこともありえます。「次、少し空くからコレだけは覚えてきて」と言っても次来たら、「覚えていない」みたいなことも当たり前にあります。「覚えろって言ったやろ〜が!!」と大きな声を出してしまったこともあります。そのことで当時、同○社大に通うバイトの女子大生に「あんな言い方はないんじゃないですか」的なお叱りを受けたことを今でも覚えています。

今は勉強の出来不出来では声を荒げないように注意しています。

本当にきっちり間隔を空けずに通ってもらって少しでも忘れさせないようにしないといけません。

回数、教科、進度がバラバラ

中1、中2だとせいぜい15コマくらいです。これをお客様の希望でどの教科に何回割り振るかを決められるというもの。事前に「回数が少ないのであれば、教科数を絞って特定の教科を徹底的に受けたほうがいいです。」と説明します。数学に15回とか、英語5数学10とか。

しかし上がってくるのは、英4数5理3社2国1とかの方もいらっしゃったり…。1ヶ月の夏期講習中に国語1回って、何を求めているのだろうと毎年考えていました。さすがに確認を取ったりすると「それでいい」そうで…。

3年だと50コマくらいになります。

これであれば、1教科10回ずつとすればある程度は…と言いたいところですが、中3で1教科10回は少し少ないです。3年の内容を終わらせることと、全学年の復習を行うのであれば倍は欲しい。

しかしこれも安定しません。極端に回数が少ない生徒だっています。

生徒によって勉強の進度がバラバラになるんです。

学年ごとの統一感という表現が正しいかは分かりませんが、そういうものがないと半年後に不合格者を出す可能性が上がると思うんです。

生徒全員に浸透しない向上心

自分ですべて決められてしまうので、何のために通うのか全員にしっかり意識づけできないんですよね。ただなんとなく、夏休みだからという「季節のイベント」感覚で通っている生徒ばかりなんです。なので教室全体を常に見渡していても、「締まり」がないんです。

夏休みが終わっても、「この生徒は何ができるようになったのか」というのがないんですよ。予習と復習といっても、進度がバラバラですから。

夏期講習に入る前に各学年に「この夏ココまで進める」とか「これは絶対にできるようになってもらう」みたいな宣言が必要だなと感じたんです。

もうね、それさえできれば及第点的なノルマの設定というんですかね。

今は、普段でも「次のテストはおそらく◯◯だから、この部分を優先的に改善していこう」といった意識の共有みたいなことは心がけています。

挙げ句の果てには講師にも困ることがある

夏期講習の時間割(シフト)作成がひとしきり終わりそうなところで、たまにいるんですよ。

「◯月◇日、サークルの飲み会あったの忘れてて、その日無理ですわ〜、サーセン!」みたいな男子大学生…

「ぬぁ〜にが、サーセンじゃごらぁ〜!!」

と昭和新山ばりの大噴火が発生してしまいそうになるのをグッとこらえ、冷静かつスマートな対応をするために「あ、了解です」とだけ答え、ゲゲゲの鬼太郎に出てくるぬりかべ並みの無表情でシフトの再調整に取り掛かるわけです。

もうね、何してるんだろう…と。

まあこれは一部の学生だけですけどね、ほんとに。

このコマ割りという仕事、私は死ぬほどやりたくありません。

時間かかりすぎです。生徒のレベルアップを本気で望むなら、こんなことを仕事にしてていいとは思えないんですよね。これやってる期間は生徒のこと見れてないんですよ。

巡回するだけでも、「この生徒はこれができるようになった」とか「少し意識が変わった」とかキャッチできることいくらでもあります。そのチャンスを捨ててるようなものです。

3つ決めたこと

塾を開くにあたって3つ決めたことがあります。

1. 大学生に授業を担当させない。

2.コマ割りという仕事をしない。→自動的に個別ではなくなる。

3.授業回数、日時に関してはこちらが決定。→合わせていただいてる保護者の方には感謝です。

最後に

個別批判をしたいわけではないのです。私はうまく運営できないというだけです。

世の中でこれだけ個別指導塾があるんです。しっかりしたシステムを構築して成績が上がるいい塾もたくさんあるのだと思いますよ。

多分ですけど。

私は、自分の経験から「成績向上に不向きなシステム、仕事が多過ぎる」と考えるようになってしまったので、個別指導という売り方ができないだけです。

長々と書きすぎて訳わからない記事になってしまったかもしれません。すみません。

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