生徒の優れた能力

雑談

先程、1年生の数学の授業でした。

1年生なので、昨日も書きましたが、正の数、負の数を勉強しています。

数学にも覚えておかなければならない言葉があります。

正の数、負の数で出てくる言葉の中で「絶対値」というものがあります。

原点(0)からの距離(長さ)のことです。

知らない人からすると、この言葉を聞いただけではどういう意味か想像し難いですよね。

春期講習1回目の授業で話しているはずなので、もう2週間くらい前に聞いた言葉なのです。

「0からの距離のことだよ」「+3もー3も0からの距離(長さ)は、この値のことを絶対値というよ」の一言、二言しか言ってません。

先程、「絶対値って何?」と聞くと「0からの距離」と即答してくれました。

時間が経っても、絶対値という言葉の意味を記憶してくれているのです。

もしかしたら、家でしっかり復習してくれているのかもしれませんが、それは聞きませんし、知りません。

ただ言葉を覚えるというだけの話ですが、要は、知ってから身につけるまでのスピードが速いんですよ。こういう生徒は点数を取るのに有利です。

覚えることが得意かどうかもありますが、意識でなんとかなることですよね。

勉強が不得意な生徒にも優れた能力が備わっていることがあります。

例えば、イヤイヤでも決められた日時に遅れることなく塾に通い続ける。これも優れた能力です。勉強苦手な生徒が週に4日も5日も勉強しにくるなんて苦痛だと思うのです。

それに1日2日やったくらいでは成績に変化は見られません。その毎日通うというのを2ヶ月3ヶ月半年…と続けてようやく成果として現れる。

「受験生だから仕方なしに」全然構いません。それを信じて継続できることも立派な能力です。成果を出す生徒は続けてます。

生徒を見ていて「自分のときとは違っていろいろ備わっているなぁ」と感じます。

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