2番目に終わる生徒までしか待たない

方針

授業時間中に一斉に問題を解いてもらうとき、その時間をどれだけ与えるか。

当たり前ですが、いつまでも待ちません。

グループでやっていると大体は学力にばらつきが出るはずです。

1番早く終わった生徒に少し遅れて、後2問くらいで終わることが多いのでそこまでで終わります。

1番目の生徒の1分後みたいにしてもいいとは思いますが、私も少し甘いですね。

勉強苦手な生徒は、初めは1番早く終わった生徒の半分くらいしか進んでなかったりします。

3番目以降は、もう残りはいいから、丸つけと解説を聞きなさい。

とします。

1番早い生徒に申し訳ないですし、遅い生徒のためにもならないです。

その時間中はとにかく進みの遅い生徒の前で仁王立ちしておいて、「早くしなさい」と急かします。

「早くしなさい」は「早く解答しなさい」ではなく、悩んでないで調べるか聞くかの行動に早く移りなさいと言うことです。

簡単に解答できないことはわかっているわけですから。

苦手な生徒はすぐ固まります。

すぐに考えるスイッチがオフになるんです。考えないスイッチがオンになるのかもしれません。

1問目で固まる場合もあります。

言います。「固まるな」と。「何の時間や、それ」と。

全然終わらずに直しが始まったりすると気持ちを入れ替えるのか、次の演習時間は周りについていけたりします。

「さっきはなんか違うこと考えていやがったな、初めから集中しろや」と内心思いながらも、「周りについていく訓練をしているところだと思えばいいか」と気持ちを落ち着けます。

今現在、このスタイルが実現できている学年は1年生だけですが。

動きが遅く、止まるのはだめです。

短い時間でいいから止まらない。

点数が悪くても、実は勉強自体が苦手なのではなかったりしますよ。

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