私が中学校の頃とは違い、学校の宿題がしっかり出ているようです。
週末の宿題、長期休暇の宿題、テスト前に提出する宿題…
学校の宿題についての考え、対応を書きます。
塾の授業時間内で学校の宿題をやって終わるのは塾としていかがなものか
先日、面談にて貴重なお話をいただきました。
以前にご兄弟が通われていた塾でそういうことがあったとのこと。
その時、その保護者様は「それってどうなの?」という反応でした。
ごもっともです。なにも間違っていません。あらかじめ入塾の際に「提出物の面倒を見てくれさえすればいい。」と話し合いの上で決めた方針なのであれば、また別でしょう。(個別指導塾であれば、生徒各々の事情を考慮した上で、個別のカリキュラムを組むので不思議ではない。)
しかし、基本的に学習塾というのは、学校の授業に追加で勉強しに来るところなので、その目的は違うものであることが多いはず。
提出物を終わらせる作業は定期テストの点数にはあまり影響しない
ほとんどの子が、学校の提出物(宿題)は1回やったら終わりだと思います。もちろんそこからテストに出るでしょうし、提出物も成績に加味されるので、やることには意味があるのですが。
昨日も書きましたが、実際に身につけるには何回も復習しないといけない生徒がほとんどです。1回で身につけられる生徒なんてほぼいないに等しい。
学校の宿題だけで終わっていては、あまり塾の意味はないかと。
偉そうなことを書きながら、迷う瞬間もある
テスト前、提出期限直前に終わりそうにない課題を持ってきて、「終わらないです、宿題やっていいですか?」と言ってくる生徒はどこの塾にも一定数いると思います。私も幾度となく対応してきました。
「ここで、ダメだと言って提出できなくて成績に影響するのも、テストで点数が取れないのも変わらないのでは?」と葛藤したりしました。
正直今まで、多少お手伝いこともあります。
ゆたか塾ではこれから先どう対応するか
一切ノータッチです!!
学校内のもの(授業態度、提出物)については関知いたしません!!
もちろん、塾の授業時間以外で宿題をしに来る。宿題でわからないものを質問する。これに関しては対応しますが、授業時間に宿題をさせるということはしません。
さらに、提出物ができているかをこちらから積極的にチェックをするということもしません。
理由1 チェックをしてしまうと細かいことにまで指導しなければならないから
宿題をチェックすることもサービスとしている学習塾もあると思います。それはそれで素晴らしいと思いますが、やるからには中途半端ではいけないような気がします。
例えば、答えだけ書いているようであれば、「途中式も書きなさい」とやり直しをさせないわけにはいかなくなります。
講師の目から見て解答の書き方にまで指示を出さざるを得なくなります。「チェックしてほしい」という言葉には「これで大丈夫か見てほしい」という意味が含まれるはずです。
解答が埋まっているのが確認できればそれでいいのであれば、保護者の方がやればいい話だと思うので…。
理由2 膨大な時間がかかる
生徒が多ければ、それはそれは膨大な時間が必要となり、現実的ではないです。
塾講師は授業や授業準備以外にも仕事があります。そのうちの何かを犠牲にしなければ宿題チェックが終わらなくなります。そうなってくると塾の運営に影響が出ます。
長きにわたって持続可能でないことは初めからサービスとしません。
まとめ
本日改めてそのことを生徒たちに宣言しました。
方針やルールには必ず理由があります。
理由がわからなければ、何度でも説明いたします。
明日のテスト頑張ってください。
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