授業ではアウトプット(問題を解く)の時間ばかりです。提出された解答で間違った内容の直しをするときは、自分で間違いに気づいて直せると判断した場合、口出ししません。「直してみて」だけです。少し理解が怪しい場合も教えません。質問をします。
例えば、中1の英語で人称代名詞の位置がしっかり身についていないことがよくあります。
人称代名詞は、私は=I、私の=my、彼は=he、彼の=his…といったものです。例えば、英作文で my の位置が間違っていれば、3つくらい簡単な英文を例に質問します。
「それは私のペンです。」は?「それは彼の本です。」は?「これらは彼らの自転車です。」は?と
答えることができた時に、再度質問します。「〜のっていつも何かの前にくるよね?」その質問に「物」とか「名詞」とか答えてもらって確認するわけです。直接教えません。考えてもらって、答えてもらいます。
質問しても答えることが難しそうな場合は、もう少しヒントを出すこともありますが、必ず、生徒に答えてもらいます。自分で考えて答えることで記憶に残してもらうためです。どこの先生でもやられていることでしょうが、私はこの問答が学習指導だと考えております。
この問答は自分の重要な仕事の一つなので、慎重に行なっています。
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